PROCESS

1. 白泥

昔から常滑で急須や湯のみに使われている
様々な土の中から、白泥と呼ばれる白い土を
選びました。新たに調合した白泥に顔料を加え、
合わせて6種類の多彩な土を作りました。

2. 原型

やきものは、石膏でできた型を
用いて量産します。
その量産用の型の基となる原型もまた、
石膏を用いて作ります。

3. 鋳込み

泥漿(でいしょう)と呼ばれる、
水分を多く含んだ土を型に流し込みます。
石膏でできた型が、土の水分を吸収し、
外側から、土が固まっていきます。

4. 離型

肉厚分が固まったところで、排泥と呼ばれる、
型から泥漿を捨てる作業を行います。
その後、土を十分に乾燥させ、石膏型から
成型された土を取り出します。

5. 削り

成型した土を、ろくろで回し、
成型時にできたバリを、カミソリや
薄い樹脂の板で薄く削ります。
そうする事で、きめの細かい土肌ができます。

6. 接着

「どべ」と呼ばれる土を水で溶いたものを、
それぞれのパーツの接合面に塗り、接着します。
その後、水を含ませた筆で、はみ出た
どべを馴染ませます。